夢のはなし

夢の中で関口メンディーさんに告白された。

アラームの音で目を覚ます。洗濯機がある一階へ階段を降り、スイッチをいれた。

洗剤を入れつつ、夢の内容について考える。関口メンディーさんは今をトキメクEXILEと三代目〜〜のメンバーだったように思うが専任なのか兼任なのか思い出せない。そもそも、性格等も一切わからない。

テレビで拝見するたび、特徴的な髪型をされていたように思う。あと運動神経がよかったはずだ。

わたしは所謂、｢塩顔｣とされるタイプと爬虫類顔の男性が好きだ。

中身もむきむきオラオラ系よりもサブカルぶってたりパタゴニアを普段着に取り入れたり、日本酒に凝ってしまうような細身で白い感じの男性を好んでおり、関口さん(メンディーさん？)のような煌びやかな世界にいてスクールカースト上位でしたみたいな人には苦手意識すらあった。

しかし、夢の中でわたしは関口さんに完全にメロメロだった。

自分でも訳がわからなかったし、真剣に考えているうちに恥ずかしくなってきたのでとりあえず洗濯物を干した。天気がすごくいい。

そのうち、ふと気がついた。わたしの人生の中には、今まで関口さんタイプの人間が登場したことが一度もない。

つまり、停滞している現状に対しての打開策(自分に無いものへの憧れ)がモロにでた夢見たのではないか。そうだとするならとても恥ずかしい。

他人に対して求めすぎているし、知らないものを美化しすぎている。顔がきゅっと熱くなった。イケイケの人が苦手なのだって、わたしの勝手な偏見だ。ああ恥ずかしい。

洗濯物を干し終え、そそくさと部屋に入る。

自意識との戦いはまだまだ続く。